演奏会当日の差し入れって、何を贈れば良いのか迷いますよね。
実際に自分が送ることもあれば、ピアノを習っている人であれば送られることもあると思います。まず、先生や音楽家の演奏の時の差し入れですが、一般的には、花束、お菓子が多いと思います。
では、今から喜ばれる差し入れの渡し方と、差し入れのマナーについてお伝えしていきます。
1.差し入れのマナー
舞台の差し入れをする時は、必ず名前を書いて渡すようにしましょう。
直接差し入れをしても、演奏者はコンサート当日は忙しいため、持って帰った時に、名前がないと誰から何をもらったのか分からなくなってしまうからです。
受付などでお渡しする場合も必ず名前を分かるように書いて、名前が途中で紛失しないようにしっかり付けてお渡しするようにします。
時に、出演者が多数いる時などは、名前がなく誰の差し入れなのか全く分からなくなってしまうこともあります。せっかくの差し入れが、もったいないですよね。
また、差し入れは会場にもよりますが、持ち込めない場合もあります。理由はいろいろありますが、差し入れを持って入ることで、フラワーアレンジメントの場合はフィルムがカサカサと音を立ててしまうことや、お花の花粉が演奏者に影響を与えることなどがあるからです。
会場や演奏者に従って差し入れの管理をしましょう。
2.避けた方がいい差し入れ
生モノは避けた方がいいです。理由は、冬だったとしても生モノを長時間ホールや楽屋に置いておくことになるからです。また生モノは柔らかいため、持って帰るまでに形が崩れてしまうことがあります。
甘い物が好きな方への差し入れであっても、ケーキなどは避けたほうが良いです。
また、鉢植えのランなども演奏者の状況によっては避けた方が良いかもしれません。理由は、演奏者はコンサート当日にドレス、楽譜、いただいた差し入れなどの運ぶ物がたくさんあります。
車で来ているのであれば鉢植えの花は綺麗で喜ばれますが、電車で会場まで来ている演奏者は、持って帰れない場合があります。
過去、箱にたくさんの美味しそうなケーキをいただいたのですが、いっぱいの荷物の中で形が崩れそうだったので、会場で分けてみんなで慌てていただいたこともあります。
せっかくいただいた差し入れは、感謝をして大切に持って帰りたいですよね。
3.差し入れのいろいろな形
差し入れは、通常当日に渡すものですが、心に残った差し入れは意外な形の物もありました。
演奏会数日前に、喉をいたわる「はちみつのど飴とケアセット」や、演奏会後に知らせることなく自宅に届いた「演奏会の時に撮った写真と手紙」など、演奏会の前後にいただいた差し入れが、心に残る場合もあります。
自宅に届き、メッセージが添えられていると喜ばれると思います。
まとめ
差し入れは演奏者にとって、とても嬉しいもので、「演奏会をした時に、○○さんが来てくれてこのような差し入れをくれた」と、演奏会後の幸せな瞬間でもあります。
名前がないと誰からいただいたか分からず、お礼が言えませんし気になるものです。電車で来ている演奏者には、持って帰りやすいものをお渡しするのも一つの配慮かもしれません。
また、違う機会に会うのであれば、違う日にお渡しするのも印象に残り、びっくりして喜んでくれると思います。演奏会当日に買いに行かれる方も多いと思いますが、日持ちする焼き菓子などを前もって買っておくと、当日の演奏会前に慌てなくて良いかもしれません。
また、お花に限らず、楽譜が入るサイズのバッグ、小物などの珍しいものも印象に残ります。