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ピアノの指をスムーズに動かすには?ピアニストも実践する方法

by m

ピアノの指をスムーズに動かすには?ピアニストも実践する方法

1.指の”ゆっくり練習”が好きになると、ピアノは上手くなる!

「ゆっくり弾いてみなさい」と、ピアノを習っている人なら一度は言われたことがあると思います。毎週言われている方も、多いかもしれません。

しかし、この”ゆっくり弾く”というのは、側から見ている人が想像する以上に、ストレスや苦痛に感じてしまう人が多いのです。

私の生徒も、「ゆっくり弾いてごらん」と言うと、その言葉を聞いただけで表情が曇ってしまう子がたくさんいます。

CDや動画で見るピアニストの演奏のように、その曲らしいテンポで弾きたいと思うのは当然のことです。それを、元の曲が何かも分からないような”ゆっくり”のテンポで弾くのは、通常楽しくないのです。

それに、例えばテンポを2倍遅くすれば、当然同じ部分を弾くのにかかる時間も2倍かかる訳ですから、単純に労力も多くなります。

でも、”ゆっくり練習”をしなければ、速いパッセージをきれいに弾けなかったり、指が回らない部分のあるまま、苦手な部分がいつまでたっても克服できません。

私は、”ゆっくり練習”が大好きです。こう言うと、ちょっと変な人と思われるかもしれませんが、「ゆっくりの先にある、速くてきれいな演奏が見えている”ゆっくり練習”」が好きなのです。

今日はたっぷり時間があるから、この曲もあの曲も、ゆーっくり練習しよう!と思えると、わくわくします。

2.ピアノの”ゆっくり練習”には、指をスムーズに動かすための良い効果がいっぱい

ゆっくり弾くことで、「スムーズに指が動かない原因」に気づくことができます。

その原因は例えば、4の指、5の指が上手くコントロールできていないことだったり、音形が頭に入っていないために、速いテンポでは譜読みをしながら弾くことに限界があることだったり、頭には入っているけれど、単純に指が慣れていないことだったりします。

原因が分かれば、「スムーズに指を動かすための方法」を自分自身で考えることもできます。

例えば、上手くいかない原因がコントロールし辛い指の問題であるならば、その指を強化する練習をする場合もありますし、4の指に注意しよう、と意識するだけで改善できる場合も多くあります。

それから、ゆっくり練習を避けていると、「下手になる練習」をしてしまっている危険があります。

アップテンポの曲や、細かいパッセージの曲を、なんとなく弾けているつもりで何度も弾いていても、実は指が滑ってきちんと音が鳴っていなかったり、譜読みの間違いに気付かず勘違いしたままになっていたりすることもあります。

それを繰り返してしまうと、「できていない演奏」に指が慣れてしまいます。せっかく練習しているのに、「下手になる練習」をしているなんて、悲しすぎますよね。

そんな危険に気づいて修正するためにも、”ゆっくり”見直すことは大切です。

3.ピアノの指をスムーズに動かすための効果的な”ゆっくり練習”の方法と手順

“ゆっくり練習”の方法と手順は以下の通りです。

① これだけ遅ければ、絶対に弾ける!というテンポにメトロノームを合わせて弾く。
② ①のテンポでミスなく落ち着いて弾けたら、同じテンポで何度か弾く。(ここで、一度弾けたからと言ってすぐにテンポを上げないのがポイントです)
③ 少しテンポを上げて弾いてみる。
④ 弾けなければテンポを落とし、弾けたら同じテンポで何度か弾く。
⑤ 少しテンポを上げ…の繰り返し。

この練習法は、1曲通して行うことも、1部分だけ、例えばどうしても指がスムーズに動かない2小節間だけを取り出して行うこともできます。

4.ピアノの指をスムーズに動かすための効果を最大限に引き出す”ゆっくり練習”のコツ

“ゆっくり練習”の最大のコツは、初めはこれでもか!というくらい、ゆっくりのテンポに落として行うことです。

私のレッスンでは、子どもたちには「できる限り、ゆーっくりで弾いてみて。ゆっくりの方が、難しいのだけど…できる?」と言うと、大抵「できるよ!」と言ってつまらない”ゆっくり練習”をがんばってくれます。

もう一つ、一度弾けた時点ですぐにテンポを上げないで、同じテンポで何度か弾くことです。

前述の通り、「下手になる練習」なんて悲しいことにならないためには、「弾けていない」回数を減らし、「弾けた」経験を多くすることが大切です。確実に弾けるテンポで何度か繰り返し、次のテンポに上げた1回目からスムーズに弾ける状態が理想です。

それから、効果を最大限に引き出すために、「最終的には、あのテンポで、軽やかに(または美しく、など)弾きたい」というイメージを頭の片隅に置きながら、ゆっくり練習を行うことをおすすめします。

そうすると、スローテンポで音のムラなく安定して弾けるようになってきたころ、自然と「”指が”速く動きたい」感覚が出てきます。

スローテンポでの練習は、負荷をかけてトレーニングをしている状態なので、負荷を取ってフリーのテンポにした時、スムーズに指が動くようになります。

最初は、頭では速く弾きたいけれど、指がついていかない状態だったのが、このトレーニングが上手くできると、頭ではゆっくり弾こうとしているけれど、指が速く動きたくなる状態に変わるのです。

この感覚が分かり、イメージしていたテンポできれいに楽に弾ける快感を覚えると、”ゆっくり練習”が好きになりますよ。

まとめ:指の”ゆっくり練習”でピアノライフをハッピーに

ピアノには様々なメソッドや練習法がありますが、”ゆっくり練習”は避けては通れない道です。どんなピアニストでも、ピアノを始めてから一度もゆっくり弾いたことがないという人はいないはずです。

急がば回れ。憧れの曲を早くマスターするためにも、一度腰を据えてスローテンポで弾いてみましょう。意外と早く、イメージしていたように指が動くようになりますよ。

“ゆっくり練習”が「楽しめる」ようになれば、ピアノの上達スピードがグーンと上がること、間違いなしです。

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