今回は、歌手になりたい人がしておいた方が良い事をお伝えしていきます。
こちらに書くことは、歌手になる上で最低限必要な事なので、必ず確認しておいてくださいね。
歌が上手とモノマネが上手の違いを知ろう
歌手を目指している人には、一般的に歌が本当に上手な人と、有名な歌手のモノマネが上手い人の2通りがあります。
一般の人は、どちらのタイプの人にも「歌が上手」と言います。しかし、当然ですが、歌手を目指しているならモノマネではいけません。
本当に歌が上手な人とは、どの曲を歌ってもオリジナルよりもきれいになり、その人らしい歌い方をする人です。
オーディションなどでも、自分の声に合った曲を選んで歌う事がありますが、まるで歌手のコピーのように声やクセを真似る人がいます。しかし、そっくりにコピーしただけではあまり評価されません。
もし、あなたの声を聴いて「歌声、歌い方が◯◯さんにそっくりだね」と言われたら、あなたらしさがないのかもしれません。あなたらしさが出る歌い方、選曲をした方がいいです。
最低限の楽譜を読めるようにしておく
オーディションでは、会社にもよりますが、その場で楽譜を渡されて歌わされることもあります。その時に楽譜が読めなくては、せっかくの歌声を聞かせることができません。最低限でもいいので、楽譜がスラスラと読めるようにしておきましょう。
また、できるならば、コード記号も覚えておくとより良いでしょう。どのようなタイプの歌手になるのかにもよりますが、ピアノの弾き語りや、ギターなどのバンドなどでもコード記号を必ず読まなければなりません。
このような基礎知識を知っているのと知らないとでは、大きく明暗を分ける時もあります。実際にオーディションでそのような場面をたくさん見てきました。
ボイストレーニング、声や身体のケアを欠かさない
歌手にとって声はかけがえのないものです。歌を本格的に始めると、いつも以上に喉を使う分痛めやすくなります。
普段から喉を乾燥させない、タバコをやめる(無理なら控える)、香辛料を少なめにする、お酒を飲んだら歌わないなど気をつけないといけません。咳は、歌手にとって大敵です。冬場は、部屋の中が乾燥しやすいので特に気をつけましょう。
音楽の世界では、体調管理も含めて実力と思われています。
また、ボイストレーニングは入念にするようにしましょう。運動をする前の準備体操と同じで、喉も急に使うとびっくりします。声が出る筋肉は、とても小さく繊細です。ポリープなどで手術をすると長い間歌えなくなることもあります。
そうならないためにも、ボイストレーニングをしっかりと行い、喉に負担をかけない歌い方を習得するようにしてください。
また、女性の場合は生理が大きく声に影響を与えます。歌手の中には生理をわざと遅らせる人もいます。生理中はお腹の力が入れにくく、声の伸びが悪くなる事があるのです。
心身ともに健康であり、いつも通りである事が歌手にとっては一番の課題になってきます。
まとめ
歌手になる事は思っている以上に難しく、実はどんなに歌が上手でも「運」を持っていないといけません。その「運」を逃さないように、いつもアンテナを張っておくこと、そしてその「運」を絶対に逃さないようにしてください。
自分からしっかり発信し、失敗を恐れずに積極的に進んでいってください。歌は、人によって評価が違ってきます。いろんな人に歌を聴いてもらい、いろいろな人にアドバイスをもらうことで改善していけます。
逆に誰かに「下手だね」と言われても、諦めることはありません。評価してくれる人もいるはずです。音楽をはじめ、芸術とはそんなものなんです。
歌を趣味でするのと、仕事とするのでは大きく差があります。もちろん楽しくない時だってあります。そのような逆境の中でも乗り越えれる人が、最後に花開くのかもしれません。