普段カラオケに行くと「歌上手いね~」なんて言われている人でも、いざ採点機能を使ってみると、意外と微妙な点数が出たりするものですよね。
カラオケの採点機能には音程、抑揚、ビブラートなど様々な採点ポイントがありますので、点数が低かったからといって実際に聞いてみた印象では歌が下手という訳でもなかったりします。
でもやっぱり、採点機能を使っていい点数が取ってみたいという人も多いはず。
今回はカラオケの採点機能で最も基本的なポイントである、音程を正確にとるコツを2つご紹介します。
1.ガイドメロディの音程を把握する
カラオケの採点機能における音程の判定は、ガイドメロディに基づいて行われます。そのため、原曲の歌手の人の歌い方をマネして歌うと、音程が外れているという判定をされたりすることがあります。
カラオケできちんと音程をとるのであれば、原曲の歌い方をマネするのではなく、ガイドメロディの音程をまず把握することを目指しましょう。
マイクが入ってしまっていると雑音が入ってガイドメロディが聞こえにくくなりますので、ガイドメロディのみを聞きたいときはマイクの音量はゼロにしてしまって構いません。
また、リモコンからガイドメロディの音量だけを大きくすることもできますので、できるだけガイドメロディを際立たせて、音程を覚えることに集中してください。分からないところは巻き戻しをして、何度も繰り返し同じメロディを聞いて練習するのもおすすめです。
音を聞いただけではうまく覚えられない、という方もいらっしゃるかと思いますので、ガイドメロディの音程は画面に表示させておくことをおすすめします。ガイドメロディを聞きながらバーの位置を見て覚えると分かりやすいかと思います。
マイクは音の設定をゼロにするなど小さくしていても、電源がONにさえなっていればマイクの前で歌った自分の音程は拾って判定してくれるので、バーからどれだけズレているのかをチェックしてみましょう。
カラオケの採点機能は、さすが機械が判定しているだけあって、音程判定はものすごく厳しめに設定されているようです。そのため、音程がほんの少し外れているだけで、他の採点ポイントで加点されても減点が大きくされてしまうので、なかなか高得点が出ないという結果になってしまっているのですね。
ですから、やはりカラオケの採点機能で高得点を出すことを目指している人は、まずはガイドメロディを何度も繰り返し練習して、音程を正確に覚えてしまうことをおすすめします。
2.音程を取ることに集中する
ガイドメロディを覚える方法は、練習した曲ならなんとか音程が正確に取れるようになるけれども、練習していない曲だとどうしてもいい得点が出せない…ということになってしまいますよね。
練習した曲だからいい得点は取れて当たり前、ということにはなってしまうのですが、普段歌いこんでいない曲でもなんとか音程を正確に取りたい、という方へ、もう一つコツをお教え致します。
一言で言ってしまえば「音程を取ることに集中する」ということです。
何を今さらというようなことなのですが、たとえばカラオケだと画面に歌詞が出ますよね。歌詞を目で追いながら歌うと、それだけで意識が音程を取ることから外れてしまいますので、できれば歌詞は覚えてしまいましょう。
歌いこまなくても歌詞を覚えてさえいれば、画面を見ずに音を聞くことに集中できますので、それだけで音程が正確に取りやすくなります。
また、一般的に歌を歌うときは、ある程度音程が取れる人でも多少キーを低めに歌ってしまう傾向にあります。おそらくガイドメロディの画面表示でも、何も意識していないときの音程の判定位置は、正しい音程よりも少し低めでカウントされていると思われます。
そのため、自分が思っているよりもキーを少し高めに歌うように意識してみましょう。
最初はかなり意識しないと、高めに音を出すことは窮屈に感じるかもしれませんが、ガイドメロディの画面表示を見ているうちに「あ、これくらい高く出した方がちょうどいいのだ」と自分でも感覚が分かってくるはずです。
それでもなかなか音程が正確に取れなくて、ガイドメロディのバーよりも低めで判定されてしまうという方は、曲のキー自体を下げるか、自分が無理なく出せる音域で構成されている曲を選んでみましょう。
好きな歌をカッコ良く歌いたいのはやまやまですが、カラオケできちんと音程を取って採点機能でも高得点を狙ってみたいのであれば、自分が音程を取りやすいと思う曲を選ぶことも重要になってきます。
むしろ抑揚やビブラートを多用して、歌手の歌い方のマネをして歌いたいという曲は、あまり音程を取ることだけに気を取られない方が楽しく歌えるかもしれませんね。
まとめ
今回はカラオケで音程を正確に取ることに注目してみましたが、いかがでしたでしょうか。
採点機能には採点ポイントがたくさんありますので、100点に近い点数を取るには他にも色々な技術が必要となりますが、最も基本である音程が正確に取れることで、かなりのベースアップが図れるのではないかと思われます。
ぜひ今回ご紹介した方法を練習して、カラオケの採点機能で高得点を狙ってみてくださいね。