ピアノを弾くのに楽譜を見れば多くの音楽記号があります。
音楽記号は、楽器を弾くのに必要な決まりごとです。
種類として大きく分ければ五線・加線・小節線・終止線などやト音記号・ヘ音記号・ハ音記号などがあります。
また、音符と休符・拍子記号や変化記号・調号と臨時記号あるいはシャープ・フラット・ナチュラルなどです。
他に演奏記号や強弱記号・速度記号・発想記号・反復記号・修飾記号などがあります。
基本的なことは、まず黒い鍵盤はシャープとフラットの時に使うことを覚えておくことが必要です。
シャープは、音を半音上げる意味で♯と書きます。
ファのに♯が付いたら、ファの白い鍵盤の右側にある黒鍵をおさえます。
また、フラットは音を半音下げる意味であり♭で表すことです。
ラの音に♭が付いたら、ラの左側の黒鍵を押さえます。
簡単に言えば隣の鍵盤を押すと良いのです。
隣が黒い鍵盤がない場合、ドやシやミやファは白い鍵盤を押すことになります。
次に調号は、5線譜の1番左のト音記号やヘ音記号の横に書かれているものでありファの位置に♯が付いていたらファの音は全て♯を付けて弾きましょう。
他にナチュラルの記号は、同じ小節の中で♯や♭のついた音を元に戻すものです。
簡単に言えば白い鍵盤に戻して弾くことになります。
少し応用で強弱記号を知ることによってメリハリがある曲を弾くことがでしょう。
強弱記号の中で、
mpはメゾピアノでやや弱く
pはピアノで弱く
ppはピア ニッシモでとても弱く
mfはメゾフォルテでやや強く
fはフォルテで強く
ffはフォルテッシモでとても強くの意味は最低覚えて起きます。
もっと奥深い強弱表現になる記号は、
<はクレッシェンドで徐々に強く
>はデクレッシェンドで徐々に弱く
dim.はディミヌエンドで徐々に弱く
fpはフォルテピアノで強い音をだした直後に弱くなる
>はアクセントでその音を強くする
sfはスフォルツァンドでその音をとても強くするものです。
もっと応用では、表現を示す記号として速度記号があります。
曲の速さをあらわす記号は、
Largoはラルゴでゆるやかに
Adagioはアダージョでゆっくりと遅く
Andanteはアンダンテで歩くような速さ
Moderatoはモデラートで中くらいの速さ
Allegroはアレグロで速く
Vivaceはヴィヴァーチェでより速く
Prestoはプレストで急いで
Prestissimoはプレスティッシモでより急いでを表します。
また、速さの補助をする記号では、
rit.はリタルダントで徐々に遅くする
accel.はアッチェレランドで徐々に速くする
a tempoはアテンポで元のテンポに戻る
tempo Iはテンポプリモで最初のテンポに戻る
moltはモルトできわめて
assaiはアッサイで十分に
pocoはポコで少し
poco a pocoはポコアポコで少しずつです。
また曲想をあらわす記号は、
Affettuosoはアフェットゥオーソで愛情をこめて
Agitatoはアジタートで興奮した動揺した
Brillanteはブリランテでキラキラと華やかに
Calmatoはカルマートで静かに
Cantabileはカンタービレで歌うように
Comodoはコーモドで気楽に
Con brioはコンブリオで生き生きと活気よく
Dolceはドルチェで優しく柔らかく
Espressivoはエスプレッシーヴォで感情豊かに
Graveはグラーヴェで重々しく厳かに
Leggieroはレッジェーロで軽やかに
Maestosoはマエストーソで荘厳に堂々と
Misteriosoはミステリーソで神秘的に
Pesanteはペサンテで重く重厚に
Scherzandoはスケルツァンドで冗談ぽく
Vivaceはヴィヴァーチェで生き生きと速くがあります。