子供のころや若いころにクラシック音楽に興味がなかった人でも、大人になるとその良さが分かってくることがあります。
多くの人は聞くだけで満足しますが、聞くだけでは満足しない場合は自分自身でピアノを演奏したいと思うでしょう。
では、大人になってからクラシック音楽をピアノで演奏することができるでしょうか。
はたしてそれを教えてくれるのところはあるのか、どれぐらいの期間がかかるのかなどを説明していきます。
そもそも小さいうちから習っていないと上手にならないのではないかといった疑問もあるはずです。
ですが、プロの音楽家を目指すわけではないので、特に小さなうちからはじめていなくても問題ないでしょう。
少なくとも、毎日練習する時間を作ることができるならば問題ありません。
まず、クラシックは、専門の音楽教室で行っています。
全くピアノを弾いたことがない人は、まずはピアノの練習をしなければなりません。
練習する場合には、ピアノを購入した方がよいとすすめられるでしょう。
実際に購入するには当然お金がかかります。
通常のタイプでも30万円ぐらいかかると考えておいた方がよいでしょう。
確かに10万円ほどの安いものもありますが、その場合だと音があまり良くないため先生はもう少し高いものを勧めてくるかもしれません。
もし先生に勧められたものの値段が高いと思うならば、中古のものを購入してもよいでしょう。
多少傷が付いてるかもしれませんが、しっかりした製品は何十年たっても利用することができるのがメリットになります。
目的を明確にすること
もちろん独学でも習うことができますが、ある程度基本的なことを学んだ後に独学で学ぶのがよいでしょう。
先生のもとで習う場合には、目的を明確にすることです。
最初のころの目的があいまいな場合や、思い付きで始めた場合などでは途中でやる気がなくなってしまいお金を無駄にすることになりかねません。
しっかりと目的を明確にし、継続して続ける意思があるならばはじめて見ると良いでしょう。
始めてはみたものの、続ける自信がないと感じた人はやめておいた方がよいです。
もしこれから習い始めたいと思っても、すぐ行動するのではなく数カ月たってもまだ習いたいと思う気持ちが残っていれば、高い可能性で継続することができるはずです。
一時的な感情であれば、継続することは難しいでしょう。
教室に習いに行く場合は、月に3回ほどのレッスンを1日30分ほどだけ行います。
最初にどのような教室なのか不安なときは、体験コースもありますので体験コースから参加してみてもよいかも知れます。
発表会もありますが、これに関しては強制参加でもありませんので、無理して出る必要はないでしょう。
もちろん先生の方も勧めてくるかもしれません。
ですが、周りが子供ばかりで自分だけが浮いてしまうと思えば、無理して参加する必要はありません。
いやな思いをしてまで習い事をする必要はないでしょう。
実際に練習を続けてみると、すぐに上達しないことがわかります。
そうすると、最初のころに習っていた気持がなえてくることもありますが、継続して続きましょう。
大人の場合はなかなか指が思うように動かないことがあります。
ですが、継続して指を慣らしていくことが基本になります。
運動でいえば準備体操をしているようなものです。
準備体操の段階でくじけてはいけません。
その一方で、子供が習う場合には、大人に比べて伸びしろが大きくなります。
もちろん大人の中でも才能を持っており突然爆発的に伸びる人もいなくはありませんが、多くの場合は子供の段階で何らかの才能を発揮しているでしょう。
そのように考えると、子供はこれからクラシック音楽を習うのは非常に楽しみな部分があります。
どこで習うかが重要になりますが、最初は大手音楽教室で基本的なことを習ってもよいでしょう。
もちろん最初からクラシック音楽専門のところに通ってもよいです。
ですが先生によっては基礎から教えてくれない場合もあります。
ある程度基本ができていて、入会前にテストを行い、それで合格した人でなければレッスンに参加させてもらえない可能性もありますので、そのときは別の教室で基本を学んだ方がよいでしょう。
毎日30分ほどのレッスンになりますので、小学生未満の子供でも飽きることはないでしょう。
むしろ、「もう終わりなのか」と思うことの方が多いはずです。
この場合には、親のサポートも必要になります。親が十分にサポートしてくれることで子供の腕前が上達するといってもよいでしょう。
最低でも小学校に入る前や小学校低学年の子供であれば、親が送り迎えを毎回する必要があります。
もちろん教室がすぐ隣にある場合などは別ですが、そうでなければ親の熱心さも子供の上達に比例するといえるでしょう。
最後に、ピアノを購入する場合は、特に高級なものを選ぶ必要はありませんが、それなりのものを先生と共に選ぶ必要があるでしょう。