みなさんは、ギター弾き始めて何年くらいですか?ピックは何種類試しましたか?
ある程度の年数が経過すると、自分のスタイルが確立されてくるのですが、それまでは色々な事を試してみると良い時期です。
ギターを弾くときは、ピックを使用するのが一般的ですが、ピック1つをとっても形、色、さらには材質、硬さなど、選択肢は豊富にあります。
練習やライヴの時にピックを落としたり、弾いているうちにピックの持ち方がずれてきて、「速弾きしなきゃいけない所なのに弾けない~!!」なんて経験はないですか?
今回は、ギターのピックの持ち方、ずれなく早く弾く方法についてお伝えしていきます。
1.ピックの持ち方に影響を及ぼすギター本体の構造について
今使っている弦のゲージ(弦の太さ)はどれくらい?
弦のゲージ(太さ)は弦のテンション(張力)に影響があり、テンションが強くなるほど、はじく力が必要になります。
太いゲージの弦は出音も太く、アタック音(ピッキングした瞬間の音のこと)も強調され、メリハリのある音が出ます。
その一方、両手には負荷がかかる事になります。
レギュラーゲージ(一般的には6弦0.46~1弦0,10のセット)を試してみて、左手が弾きにくいようであれば、ライトゲージ(6弦0.42~1弦0,09のセット)を試してみるといいと思います。
ピックの選び方
楽器屋さんに行くと、多種多様なピックが売っています。
ピックを選ぶ際のポイントはなんでしょうか?ルックス?触感?いずれにしてもギター本体と同じく、好きなものを選ぶという事は大事なことです。
ただし、硬すぎるものは弦にはじかれて、細かいフレーズを弾く際、弾きにくい事があります。
初心者のころは硬いピック(ハードへビー、ヘビー)を好む傾向があります。ある程度弾けるようになったころに、もっと柔らかい(ミディアム)を試してみると、さらに弾きやすくなる事があります。
速弾き系のギタリストは、ミディアムあたりの比較的柔らかいピックを使用しています。
私はいつもピックを買う時、10枚買うなら2枚くらいは冒険をしています。デザインが気に入ったものだったり、硬さが違うものだったり。そうする事で意外なお気に入りが見つかる事も多々ありました。
好きなギタリストが涙型(ティアドロップタイプ)を使用していたので、真似してずっと涙型を使用していましたが、あるときバンドの路線が変わり、なんとなくおにぎり型(ホームベース型)を使ってみたら、以外にもしっくりきて、それからはずっとおにぎり型を愛用しています。
みなさんもぜひ冒険をしてみてください。ギター本体で冒険するよりは格安ですので。
2.ピックの持ち方はどうしてる?
初心者向けの教則本などでは、親切にピックの持ち方を説明してくれていますが、基本は親指と人差し指でつまむように持ちます。(自分の親指と人差し指がピンセットになったイメージ)
なにも考えずにピックを持ったとき、ピックの向きはどうなっていますか?
ピックの形が涙型(ティアドロップタイプ)の場合、一番鋭角になっている部分で弦をはじきます。おにぎり型(ホームベース型)の場合、3つの角度は同じなのでどの辺でも構いません。
この形の違いも、弾きやすさと重要な関係があり、速弾き系ギタリストの方は涙型(ティアドロップタイプ)の方が多い傾向にあります。
私は好きなギタリストのまねをする事から始めてみました。ある程度弾けるようになってきたころ、もっと柔らかいピックを試したところ、すごく弾きやすくなりました。低音弦を速く弾くには、以外にも柔らかいものがぴったりで驚いたのを覚えています。
3.速く弾けるようになるためのコツ
解放弦を速く弾くだけでも難しいのですが、左手と合わせるとなると、そこそこの練習は必要です。
最初はゆっくり弾いてだんだん速くして・・・という練習方法もあります。ただ、運指を覚えるための練習であればゆっくりでもいいと思いますが、運指を覚えたら、あとは同じスピードでとことん練習すると、だんだん弾ける音の数が増えてくると思います。
そして、好きなギタリストになりきる事も大事です!
まとめ
ピックはそんなに値段の高いものではないので、いろいろなピックを使ってみてお気に入りのピックが見つかれば、ピッキング向上の近道を見つけたのも同然です。
ピッキングは非常に奥が深く、その人の個性をアピールできる大事な武器です!!楽しみながらピッキングの強化をしてみてください。