フランツ リストはハンガリー出身のピアニストで、ドイツやオーストリアで活躍しました。
彼は幼少期から音楽の才能に秀でており、鍵盤10個を片手で押さえたり素早く指を動かす演奏をしたりしたため指が6本あるのではないかと言われていました。
初見の曲であっても上手に弾いてみせる完璧ぶりでしたが、ピアノの詩人と呼ばれたショパンの「12の練習曲・作品10」だけは一発で成功できずに数週間引きこもって練習しました。
彼が12歳の頃にウィーンで演奏会を開いた時にはベートーヴェンも聴きに来るほど注目されていたため、終わってからパリのコンセルヴァトワールへの入学を希望しました。
しかしフランス人ではないという理由で入学は断られます。
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