美しい音を奏でている吹奏楽は、誰もが心を奪われてしまうほどの魅力を持っています。
一人だけで演奏するのではなく大勢のメンバーと一糸乱れぬ音をだすためには、毎日の厳しいトレーニングを続けているからこそできることです。
美しい音をだすためには、ロングトーンをしっかりとできるようにすることが大切になります。
ロングトーンとは同じ音を長くだし続けることで、できるだけ長くできるようにすることが大切です。
長く音をだすだけなので、それくらいなら簡単にできると考えてしまう人が少なくありません。
経験のない人が考えるほど同じ音をだし続けることは簡単ではなく、長年続けることによって他の人を大きな差が開いてしまうので大変です。
初めて楽器を手にすると、音階の練習から始めようと考えてしまう人が多くいます。
しかし、初めから音階練習をしてもきれいな音をだすことは簡単ではありません。
特に高い音域がだしにくいのが特徴で、音をだしたいがために必要以上に力んでしまう人も珍しくありません。
高い音域がだせた場合でも、練習を積んできた人とは違い汚い音になってしまう人が大勢います。
吹奏楽を始めたばかりの人や初心者の人は、ロングトーンを段階を追ってトレーニングをすることが大切です。
初心者がロングトーンをやる時は、最低でも10分から20分程の時間をかけてやるようにしましょう。
ロングトーンをスポーツなどに置き換えた場合、ウオーミングアップと同じです。
スポーツをする時には、激しい動きをする前に必ずウオーミングアップを行い体をほぐしていきます。
試合などから始めることはほとんどなく、ウオーミングアップをしっかりやらなければ筋肉などの体を痛めてしまうことが少なくありません。
吹奏楽でもスポーツと同じで、慎重にロングトーンから始めていきます。
ロングトーンで大切なことは、吹き始めから終わりまで音の音量を変えないことです。
同じように音色の変化にも注意が必要で、変わらないように注意して吹くようにしましょう。
初めてロングトーンのトレーニングをする場合、緊張してしまうことが多くなるのが特徴です。
緊張してしまうと音をだしにくくなるため、できるだけリラックスした気持ちで吹くことが重要になります。
音がでるタイミングにも注意が必要です。
音は自分の考えたタイミングで出てくるようにしなければならず、考えながら吹くようにしましょう。
呼吸法も気をつけなければいけないことの一つで、腹式呼吸を意識しながらトレーニングすることが重要です。
腹式呼吸をするメリットは、息が続きやすくなるため音を長くだしやすくなることです。
腹式呼吸を意識しながらトレーニングしていくと、ロングトーンが安定してくるのが大きな特徴になります。
余分な力をかけにくくなるため、力みにくくなることもメリットの一つです。
体をリラックスさせやすくなるため、緊張感がほぐれ音をだしやすくなります。
腹式呼吸がしやすくするためには、力まずに緊張しないでストレッチなどで体をほぐすことです。
息はしっかり吐いてから吸い込むようにしましょう。
でなくなるまで息を吐き続け、止めないようにしながら吸い込むようにします。
これを続けることでインナーマッスルが収縮し、吹奏楽で音をだしやすくなるので重要です。
吹奏楽は大勢が一緒に演奏するため、基礎練習がとても大切になってきます。
好きな曲ばかり取り組んでいると、次の楽譜をもらっても上手に演奏することができません。
ロングトーンなどの基礎トレーニングをしっかり取り組み身に付けておくと、新しい曲でもすぐに演奏することができるようになります。
吹奏楽で美しい演奏をするためには、ロングトーンなどにしっかりと取り組み基礎力を充実させることが大切です。